2012/05/07

照明の制作



 ナラ材を中心に使用して、普段は僕がデザインした建具を作ってくれる職人さんに作成してもらいました。ステンドグラスは興和ステンドグラスへ自分で買いに行って、電球に透かしながら透過性をいろいろとチェック。後は興和さんに寸法表を出してカットして頂きました。LED照明を使用しています。ペンダントライトは既製品のモノですが、最近はベースがお椀のように大きく、小さな木製の半球に穴が空いているものを探してきて、コードの出るところに留めさせてもらいました。

2012/04/24

庫裡 仏壇の制作








敷地内にあった白樫の大木を使った仏壇です。私が設計をして、建具職人の新井さんと相談しながら作ってもらいました。収納庫をまず作り、その中に箱としての仏壇が納まるといった具合です。 間口が1m20cm・高さ1m10cm・奥行き63cmの大きさがあります。


2012/03/30

庫裡 茶室の給仕口

茶室につく一枚の襖。茶室には茶道口と給仕口という入り口があり、通常は客の出入りは、外部から直接入る為、建物内部からの出入り口はその二箇所に限られます。しかもその高さは低く生活上は不便なものです。

今回ご紹介するのは、給仕口。引戸として廊下側に隠れる普通の方式。廊下側に出した引戸ですから、茶室から見れば壁から引っ込んで襖があるように見えます。しかし普通では無いのがここから。その引っ込んだ壁の両そで、奥行となるその縦枠の幅の中で、上げ下げする壁が入ってくる形に挑戦してます。

茶室としては、引襖の手前に茶道のしきたりに則して高さを低くする為、風情を出す丸くえぐられた壁を下ろし、茶事の無い時は壁を上げて、普通の和室の為に使い易い高さの入口を確保したい為です。茶室の入口が他にも設けられれば苦労は無いのですが。もう大工さんと監督が部材に切り取り線を直接書きこみながら悩んでくれてます。以外にも建具を入れる方法や上げ下げ壁のストッパーを考えると、かなり設計でも難しい部分なのです。

設計者の力量が問われるのは、図面の内容。設計図というのは、プラモデルで例えれば完成予想図でしかありません。大工の理解する順番・・・位置出し、加工、組み立てまでを考えながら図面を描くのが図面の楽しさでもあります。

2012/03/16

庫裡 まさにパズル作業

和室と茶室に使用する天井材が届いたので、板の杢目を見ながら、木から削ぎおとした順番を見抜いて並べてみたりしました。・・・張る方向と並びを考えると重要だったりします。板目は変化があって選んだのですが、狂いが生じやすい部材取りなので、数十年以上乾燥が進んだものを探しました。




一方、玄関室部分の内から外にかけて青石が敷き終わりました。パターンは乱張り。まさにコツコツと石を割って仕上げてくれました。目地の模様を見ていると、建物の前にいい海が出来た・・・といったところでしょうか。よく見ると、ある程度の庭石の並べ方の法則性に則っています。

2012/02/29

庫裡 家具照明の制作

照明の間に組込む硝子を探しに、渋谷にある興和さんに行きました。かなりの種類があります。硝子の個性がいろいろあり、そこから「この硝子が似合う家は・・・」なんてイメージが膨らんでしまいます。

2012/02/09

庫裡 家具照明の制作

食卓の上の家具照明を設置しました。大きく分けて二枚構成で、影が出来ている隙間と、下面に長く色ガラスを嵌める予定です。色ガラス越しの光の漏れ具合を楽しめればと思っています。

食卓を主に照らすものはコードペンダントを2本下げるつもりで探しまわってましたが、通常販売されている色とは違うヤコブセンライトの輸入情報があり、納得いける完成に少し近づきました。どうでしょう?いい組み合わせかと思いますが・・・次は難問、色ガラス探しです。

2012/01/22

庫裡 枠・造作材


建具、窓まわりに使った木はシルバーアッシュという柑橘系で使用例が少ない樹種。材木屋の紹介で、日本では一般的なタモ材の代りに金額的にも見合うし、また震災後でも大量に手に入るということもあって採用しました。

塗装前は白く表情も大人しいのですが、塗装後はかなり個性的で悪く言えばムラがあり、塗装性が良いという評判とは違う印象でした。しかし、大きな空間、アンティークな良い家具が入る部屋を考えると、この位の個性的表情が無いと部屋が安っぽく負けてしまうかもしれません。
今後はこの材をうまく使って、上等な空間が出来ればと思います。

庫裡 階段ホール 行灯

まだ、階段室の照明となる、真ん中の行灯には障子が嵌められていませんが、玄関ホールはこのように仕上がってきました。天井の木の仕上げは材料的には下地に組んだ木と同じもの。安い木です。職人手間代へとコストを割いて、同じお金を使うなら安くても美味しいものを作れる人に払うのが心情的には合います。高い材料を買っても、うまく料理出来なければ「こんな筈じゃなかった」になってしまいます。

2011/10/28

庫裡 階段の手摺


 今回の現場は、建て主さんの希望もあり木を選んでじっくり進めていました。
しかし、そうなると終盤になるほどさらに良い材料を選んでしまいます。

年内に居住部分を完成させて、茶室に関係する15坪程度は来年明けての
工事になります。茶庭も石打ちから造園設計家と話しながら・・・

2011/09/16

庫裡 階段ホールの天井


片流れの大屋根下に階段ホールがあり、大きな吹抜けとなっています。単純に壁と屋根なりに傾いた天井でも良いのですが、無駄な空間もあるので2次曲線に天井を急に絞る事に。
設計者の考えることを形にしてくれる大工さんが少なくなりました。しかし、写真の中で理屈を追って下地の組まれ方を見ると、中々良く出来ています。ちょっと隠すのが勿体無い気持ちがします。
そう・・・仕上げ工事で見えなくなってしまうんですよね・・・

悠々と泳ぐ水鳥も、水面下では一所懸命に足を使っているものです。技術とデザインの関係によく使われる喩えです。